令和2年11月 しんそう療方大阪研修会

令和2年11月28日(土)29日(日)に、しんそう大阪研修会が開催されました。

マスク着用、手洗いや検温、換気は当然の事、出入り口付近やドアノブ、会場内のアルコール除菌、小まめな手指の消毒など慎重を重ね徹底したコロナ対策の下行われた研修会。

今や世界中が大変な状況下ですが、研修生にとって大切な研修会が今月も開催され、しんそうを学ぶ事ができて本当に有難いことです。

 

【土曜研修】

しんそう訓は研究科の辰巳先生。「どんな状況でも、良いものは良い。これからも益々しんそうを学んで頑張りたい!」と話してくれました。

力強い言葉は気持ちを前向きにしてくれますね。冒頭から会場の空気が引き締まりました。

 

更に、理事の松本先生から来年の夏期合宿についてのお話しがありました。常に先の準備や十分な備えをして道筋を立てて下さるので研修生は思いっきり学ぶ事が出来ますね。

来年の状況は知る由もありませんが、今年の分も取り返す勢いで大いに学んで楽しみましょう!

 

 

水野先生の講義

身体の形を治す”しんそう療方”と世間一般的に行われている対症療法。患者さんの実例を踏まえ、その違いを詳しく講義して下さいました。意識と自覚の持ち方は施術をする側、される側にとってもとても大切な事です。開業をされている先生方にとって、とても参考になるお話しでした。

また、施術後の注意点についても貴重なアドバイスをして下さいました。

 

 

11月の研修会は仙骨部から全身の調整を行なう技法を学びました。

松本先生による模範実技を見せて頂きます。

理事の先生方から丁寧なご指導、手ほどきを頂きます。

悩みながら仲間と考え、とにかく練習。そしてまた悩む、終わりの見えない修練。

理事の先生方のアドバイスが身と心に沁みますね。

 

最後は理事の先生方から総括と注意点のアドバイスをしてもらい、土曜研修を終えました。

 

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【日曜研修】

 

研究科の室屋先生のしんそう訓。「コロナ過で、皆それぞれに事情があって、いつもより人数が少なく寂しいが、しっかりとしんそうを学んで一生懸命頑張りたい!」と昨日に続いて、前向きな言葉で場を引き締めてくれました。

 

症例発表はしんそう 八尾志紀院の泉先生。


80代女性、圧迫骨折や難病を抱えながら頑張ってこられた患者さん。

一回目から三回目の施術記録の症例を重点的に発表してくれました。

病名や症状には捉われず、とにかく手足の左右差を揃えて形を整えることを心がけ、出来る事から慎重に施術され、姿勢や動作がとても改善された症例で、改めて”しんそう”の凄さを実感できましたね。

症例の最後に患者さんと向き合う上で、毎月の研修会での経験がどれほど生かされるか、その大切さを伝えてくれました。

 

引き続き、泉先生による今月の解剖学講座。

今月は膝関節についての説明。

膝関節の構造と運動時に起きる生理的運動の説明を分かりやすく講義してくれました。

この後に学ぶ技法に精通した解説で、とても参考になりましたね。

 

 

藤原先生の講義

身体を見る時の視点やイメージの持ち方について、また、身体の動く仕組みについてお話しして下さいました。症状や病名に捉われないで何を重視し、どこに意識を持つか、基礎科生から研究科生まで、しんそうを行なう上で重要な講義をして下さいました。

 

 

今月の日曜研修は下肢を屈伸し全身の調整をする技法を学びました。

まずは、研究科生による模範実技。初めて見る基礎科生は、順番や形、格好など、まず手順を見て学びます。

各班に分かれ、練習開始。会場の雰囲気が一変し、活気が溢れます。

頂いた注意点やアドバイスをノートに録りながら、みんな一生懸命に練習に励みます。

最後は各科別に分かれて、練習を振り返りながら気づいた事や学んだ事、そして連絡事項などを共有します。

 

理事の先生方より、全体の総括をして頂き、今月の研修会を終えました。

 

小まめな会場内の消毒や手のアルコール消毒、3密対策の徹底など、出来ること、やるべき事をきちんと行いながらの研修会。今月も無事に終えることが出来ました。

 

ありがとうございました。

 

 

次回12月の大阪研修会は19日(土) ,20日(日)の予定です。

 

研修会の見学などの質問については、

しんそう大坂会

電話(06)6195-6884まで

お問い合わせください。

 

平成29年8月以前の しんそう療方大阪研修会ブログをご覧になられる方は

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