猛暑も過ぎ、少し朝夕が過ごしやすく感じる２４日、２５日に大阪コロナホテルで、８月度しんそう大阪研修会が行われました。恒例の研修会前のミーティングでは研修会での心がけや患者さんの声などを共有しました。
【土曜研修】
８月研修会はいつも明るく、皆を元気にしてくれる佃先生のお話しから。先日友人の誘いで漫才を見に行った時の話しで、「芸の世界では７年目８年目はまだまだ新人だそうで、自分は しんそうを初めてまだ１０年未満、初心を忘れずにこれからも精一杯頑張っていきたい！」と話してくれました。
しんそうを何十年も長く続けられている先生方も常に探求され学ばれています。”初志貫徹””継続は力なり”は何年経っても学びの基本なんだなと改めて思いました。
藤原先生の講義
呼吸について、しんそうや生体力学の観点から詳しくお話しして下さいました。
技を行なう上で非常に参考になる貴重なお話しで、この後に習う手技にも精通するのでとてもイメージがしやすく、とても勉強になりました。
今月の技法は、手を操作して全身の調整を行う技法を学びました。
理事の松本先生に技を行なう際の注意点や細かなアドバイスを教えてもらいながら、模範実技を見せて頂きます。
藤原先生の講義や松本先生の模範実技を思い返しながら、それぞれ各班に分かれ練習に励みます。
高等科修了式
今月は高等科生の修了式があり、村田先生 柴崎先生 平野先生の三名の先生方が研究科へ進級されました。この日は平野先生は私用で欠席の為写真はありませんが、皆さんいつも熱心にしんそうに取り組まれている先生方なので、こういった志の高い先生が増え活躍されることは仲間としてとても良い刺激になります。
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【日曜研修】
この日基礎科を修了する奥本さん。先日、家族旅行に出かけた際に家族の方が体調を崩したので「ここは自分の出番だ」と基礎科で学んだ手技を施したところ、手足がだんだん温かくなって食欲も回復して不調が改善されたという話しをしてくれました。最後に「しんそうを学んでよかった」と自身の思いを語ってくれました。
今月の症例発表は研究科の小林 大樹（ひろき）先生。先月の山本先生の症例のモデルになっていた小林先生、今月は入れ替わりで腰痛持ちの山本先生をモデルに症例を発表してくれました。
二人の掛け合いもあり楽しい雰囲気で始まりましたが、内容は重心を測定する機器を使ったり、検査に重点を置いて工夫を凝らしたもので、基礎科生から研究科生まで大変参考になったのではないでしょうか。
「いつも同じ相手だとつい思い込みや決めつけで判断してしまうが、今回の症例発表で改めて検査が大事だと気づかせてもらえた。検査技術をあげて頑張っていきたい」と今後の抱負を話してくれました。
今月の解剖学講座
解剖学講座では しんそう 八尾志紀院の泉先生が神経細胞について詳しく解説してくれました。
神経細胞と筋肉の働きの関係、この後に習う今月の手技に関係する手の筋肉の働きについて話してくれました。
松本先生の講義
調和の”和”についてのお話し、また、恒常性とフィードバックの働きから生命維持と身体の形についてのお話しを解りやすく講義して下さいました。
また、実際の症例で過去の手術で金属が体内に入っている患者さんを施術された際のお話しを踏まえ、手足の左右差について改めてお話しして下さいました。
日曜日は検査で手の長い側を操作して全身を調整する技法を学びました。
先輩先生の模範を見た後、注意点などお互いに確認し合いながらそれぞれ仲間と練習に励みます。
更に、特別に理事の先生方から技を行なう際のアドバイスを頂きました。
毎月の研修会でとても丁寧な有難いご指導を頂けるので、あとはしっかり練習に励んで、研鑽あるのみ！です。
基礎科修了式
日曜研修の最後に基礎科修了式があり、板倉さん、奥本さんの二名の方が基礎科を修了されました。
代表して板倉さんが「最近しんそうの凄さを改めて感じることがあり、これから高等科へ進んで学ぶのが楽しみです」と高等科への意気込みを話してくれました。
今月もとても貴重なご指導を頂き、参加した研修生は今後に向けての課題や気づきをたくさん得ることが出来た二日間だったのではないでしょうか。
ありがとうございました。
９月は夏期合宿が行われるので、通常の研修会はお休みとなります。
次回、１０月の研修会は２６日（土）、２７日（日）です。
研修会の見学などの質問については、
しんそう大坂会
電話（０６）６１９５－６８８４まで
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